サロンで撮影した作品が、検索サイトで人気ランキング全国1位になったスタイルがありました。
で、そのときにそのスタイルで集客できたお客の数は、1年で50人以下でした。
別の作品で、全国2位になった作品がありました。
このスタイルで集客したお客の数は、4ヶ月で500人を超えました。
この違いについて、お話します。
まず、スタイルについて。
このスタイルについての違いは、はっきり言って関係ないです。
どういう事かと言うと、スタイル写真はどうでもいいという事です。
(ある程度のレベルであれば)
大切なのは、このスタイルの売り方です。
・誰に対して売りたいのか?
・このスタイルを気に入る人はどういう人なのか?
・このスタイルにしたいと思った時に、お客はどういう行動をとるのか?
・お客はどこを気にしていると思うか?
・自分を指名してもらうにはどうしたらいいか?
ここを考えているかどうかが、分かれ目になります。
・誰に対して売りたいのか?
ここをあえてはっきりさせる方法をとりました。あえて決めないやり方もありますが、
決める事で、確実に集客につながるという結果が出たからです。
お客を絞ることで、その対象になる人は手を挙げやすいという事です。
・このスタイルを気に入る人はどういう人なのか?
スタイルの売りのポイントを必要としている人という事です。
必要としている原因は、困っている(コンプレックスがある)からという考え方もあります。その人に何がしてあげられるのか?をポイントにします。
・お客はどこを気にしているのか?
お客が気にしている事は ”似合うかどうか” というヘアスタイルの事より、お店に予約の電話するのはいつがいいか?など
もっと単純で身近な(基本的な)ところの場合が多いです。ここを解決しておく事が大切です。
・自分を指名してもらうにはどうしたらいいか?
サロンにもよりますが、指名売上以外は給料に反映しない場合も多いです。そうなると、
自分を指名”させる”事が重要になります。
お客が、自分のつくった作品を見て「いいな」と思っても、その写真を持って別の美容室に行ってしまう様だとダメだということです。
いいなと思ったら→誰がつくっているのか→その人がどういう人なのか→この人指名してみよう!という『ルート』をつくることが大切です。
ここが出来ていないと、お客は間違いなく来ません。
この5つを考えて売り物にしたスタイルと、何も考えずに放置したスタイルの差が、
10倍の集客力の差になったということです。
各サロンに自慢のスタイルがあるのですから、お客様が欲しくなる様に陳列し、手の届く場所においてじっくり見ていただき、
お客の心を動かす一言で自分のサロンに来ていただく後押しをする。
これが、作品を集客に変えるアプローチの方法だと思います。
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