前回で話した「いきなりタメ口をかませ!」のからくりについてご説明します。
まず誤解のないように、大切なのは「タメ口」ではありません。
大事なことは『この人どんな人だろう?』とお客に思わせることです。
それが出来るなら、やり方はタメ口じゃなくても大丈夫です。
これから話す内容をよく考えてみてください。
カウンセリングに限らず初対面の人とコミュニケーションをとる場合、
たいていの人は多少のストレスを感じます。
(これが苦手の人が俗に言う人見知りです。)
理由としては、
相手とのやり取りの際に自分が対応できない予期せぬ状況が
起こることに対する不安です。
そうならないために、
起こりうる状況を想像して、なんとなく対策を考える傾向があります。
わかりやすく言うと、
まず相手の第一印象から「こいつは多分こういうやつだろう」と決めつけてきます。
勝手にこちらのキャラを決めて、それに対して対応してきます。
そうなると、なかなか本来の自分を認めてもらいづらくなります。
そこで相手に勝手に”自分のイメージ”を作らせないようにするのが、理由です。
「今まで合ったことがないタイプだわ」
「何考えているかわからない」
そう思わせたらしめたものです。
人は、相手のイメージをつくるために第一印象から情報を得ようとします。
そのときに、同時に全く別のものが情報として入ると処理しきれずにフリーズしてしまいます。
これを心理学では『ダブルバインド(二重拘束)』といいます。
ここでは、”馴れ馴れしい”と”礼儀正しい”が同時に入ってきたことになります。
こうなると、対応の予想が立てられなくなるので、相手は不安で落ち着かなくなります。
不安になると、人は自分から話しかけてきます。
それも結構必死で。
カウンセリングは、相手の話を聞くことですから
相手がいろいろしゃべってくれれば、楽に進めていくことが出来ます。
これが、タメ口を勧めるカラクリです。
もともと見た目の雰囲気が、
”コワい・キツそう・冷たそう”みたいな人が
いきなり、優しそ〜な笑顔であいさつする。
とか、でもOKです。
ギャップを上手に使うのも手ですね。
これであなたも、つかみマスターになります!!
ぜひやってみてください。
さらに詳しい内容はセミナー、勉強会参加の方にまたお話しします。
次回は、パーマ比率を上げるコツについて考えます。
0 件のコメント:
コメントを投稿