前回の続きです。
パーマの内容を ”方法・デザイン・タイム管理・薬剤選定・仕上がりの設定・毛髪ダメージ診断”の6つの項目にわけて、それぞれの特徴をあげてみます。
3、毛髪ダメージ診断についてです。
毛髪診断とダメージ診断については、「マルセル」や「TOMOTOMO」など
業界誌に毎月何らかの形で掲載されています。
マニアを納得させるように詳しく説かれているものもあれば、
アシスタントでもわかるように話されているものもあります。
この手の記載の素晴らしいのは、絵や写真でわかりやすく説明されていること
ダメージが段階とレベルを数字で表していることです。
出来れば、目を通して毛髪診断における『一般的な常識』を身につけることをおすすめします。
このブログで説明するのは、そこではありません。
パーマがかけられるかどうか?のみです。
・パーマをかけれるかどうかについて
髪をウエットにしたときに、軟化して切れる(ゴムのように柔らかくなってのびる)。
この状態になっていれば、アウトです。
パーマをかけるのをお断りします。
ブリーチをしている髪もお断りします。
それ以外は、ほぼOKです。
毛髪診断とダメージ診断は、説明するとキリがないですね。
それこそ、新井幸三さんをお呼びして、勉強会をしたとしても
半分以上寝てしまう美容師さんの方が多いのではないかと思います。
少しずつ勉強して知識の量を増やしていき、知識に裏打ちされた経験を積んでいくことが大事だと思いますが、
なにぶん時間がかかるので、とりあえずかけれるかどうかだけ見て
後は、1で書いたように前回のパーマがホット系でくせ毛ならホット系でいく。
コールドでくせナシならコールドでもOK。
そこがわかれば、大丈夫です。
深くなり過ぎないように、取り組みましょう。
2013年9月27日金曜日
2013年9月19日木曜日
パーマ比率を上げるコツ 美容師編 3
前回の続きです。
パーマの内容を ”方法・デザイン・タイム管理・薬剤選定・仕上がりの設定・毛髪ダメージ診断”の6つの項目にわけて、それぞれの特徴をあげてみます。
パーマの内容を ”方法・デザイン・タイム管理・薬剤選定・仕上がりの設定・毛髪ダメージ診断”の6つの項目にわけて、それぞれの特徴をあげてみます。
2、薬剤選定とタイム管理についてです。
薬剤の選定は、髪のダメージとかけるパーマの種類で決まります。
タイムは、薬剤と髪のダメージとかかり具合を見ながら微調整しますが、
ここで言えることは、全く違う視点で薬剤を選ぶという考えです。
今更、パーマ液の種類の説明をすることは省きます。
で、薬剤選定に大切なことは一つです。
『失敗しないパーマ液を見つけること』 です。
というのは、髪のダメージを5段階に分けて
レベル5はパーマをかけるのが、かなり厳しい状態だとしたら
1~4までのレベルであれば、ほぼ問題なくかけられるという薬剤です。
髪質がどうであれ、ダメージがどうであれ、失敗なくかけられる薬剤を見つければ
薬剤選定のストレスはなくなります。
タイム管理も同じです。
髪のダメージの大きさでタイムの管理を、1分単位で気にしないといけないような
薬剤を使わないようにすることです。
10分、15分が基本で20分おいてもオーバータイムがないものです。
そういうパーマ液を選べば、
薬剤選定で迷うこともタイム設定で悩むこともありません。
おすすめは、
アルカリを使っていない、中性タイプのものを選びます。
その中でも、システアミンを基材にしたパワーの強いものがおすすめです。
プラス、同じように中性&弱酸性の領域のチオ&シスも選びます。
還元濃度が4前後でアルカリはゼロ、
髪にシステインを戻すような役割のシスが入っているタイプがおすすめです。
この二つで、ほぼ足りると思います。
この二つで複合還元させながらダメージを抑え、かけることが出来ると思います。
今まで様々な薬剤を使ってきました。
アリミノ、ミルボン、ルベル、タマリス、中野、ナプラ、etc
数え上げればきりがないですが
今使っている薬剤は、『ラジカルアシッド』です。
上にあげた条件をすべてクリアし、使いやすく失敗が少ない。
薬剤のおかげで、ストレスがなくなりました。
薬剤の好みは、人それぞれ。
自分の感性にぴったりくるものに出会うまで探し続けることをおすすめします。
2013年9月13日金曜日
パーマ比率を上げるコツ 美容師編 2
前回の続きです。
パーマの内容を ”方法・デザイン・タイム管理・薬剤選定・仕上がりの設定・毛髪ダメージ診断”の6つの項目にわけて、それぞれの特徴をあげてみます。
1、方法 作業のテクニカルの選択についてです。
パーマの選択
・コールドパーマ クリープパーマ
・ホット系パーマ デジタルパーマ、エアウェーブ
・ストレートパーマ
ロッド構成
ブロッキング、ロットの号数、回転数
方法(テクニカル)については、仕上げの質感(ドライ・ハーフウエット)と髪質でザックリ分けます。
仕上がりの質感が
ハーフウエット=コールドパーマ・エアウエーブ・・・クセなし&クセ弱い
ドライ=デジパー・縮毛矯正 ・・・クセなし&クセ強い
コレくらいで大丈夫です。
ロッドの構成は
デザインと絡めて考える必要がありますが、ザックリというと
『しっかりワンカールのパーマをかけるだけ』 にとどめます。
そのために必要なロッドを選べばいいと言う事です。
もう少しわかりやすく言うと、
パーマをかける毛束の毛先から6割までの長さしかかけないつもりで巻くということです。
そこまでを、1.5回転+αの回転数で巻けるロッドを選択すると言う事です。
この設定は、ほとんどのパーマデザインに当てはまります。
もし、回転数やロッドの選択で迷う時があれば
この二つを覚えておくと間違う事がなく不安が少なくなると思います。
もちろんデザインには、好みや要求されるものも様々ですので
自分で試しながら理解したり、別のスタイリストのパーマを見ながら
その法則が当てはまっているかどうかを見ながら、データを蓄積するといいと思います 。
次回は、『薬剤選択とタイム管理』についてです。
パーマの内容を ”方法・デザイン・タイム管理・薬剤選定・仕上がりの設定・毛髪ダメージ診断”の6つの項目にわけて、それぞれの特徴をあげてみます。
1、方法 作業のテクニカルの選択についてです。
パーマの選択
・コールドパーマ クリープパーマ
・ホット系パーマ デジタルパーマ、エアウェーブ
・ストレートパーマ
ロッド構成
ブロッキング、ロットの号数、回転数
方法(テクニカル)については、仕上げの質感(ドライ・ハーフウエット)と髪質でザックリ分けます。
仕上がりの質感が
ハーフウエット=コールドパーマ・エアウエーブ・・・クセなし&クセ弱い
ドライ=デジパー・縮毛矯正 ・・・クセなし&クセ強い
コレくらいで大丈夫です。
ロッドの構成は
デザインと絡めて考える必要がありますが、ザックリというと
『しっかりワンカールのパーマをかけるだけ』 にとどめます。
そのために必要なロッドを選べばいいと言う事です。
もう少しわかりやすく言うと、
パーマをかける毛束の毛先から6割までの長さしかかけないつもりで巻くということです。
そこまでを、1.5回転+αの回転数で巻けるロッドを選択すると言う事です。
この設定は、ほとんどのパーマデザインに当てはまります。
もし、回転数やロッドの選択で迷う時があれば
この二つを覚えておくと間違う事がなく不安が少なくなると思います。
もちろんデザインには、好みや要求されるものも様々ですので
自分で試しながら理解したり、別のスタイリストのパーマを見ながら
その法則が当てはまっているかどうかを見ながら、データを蓄積するといいと思います 。
次回は、『薬剤選択とタイム管理』についてです。
2013年9月12日木曜日
パーマ比率を上げるコツ 美容師編 1
パーマ比率を上げるコツ=パーマをかける回数を増やすこと。ですが・・
それには、2つの側面があります。
1つは、お客様が「パーマかけたいな」と思うような仕掛けをすること!
セールス上手、おすすめ上手、お客様の中に欲求をつくる!ということです。
もう1つは、パーマをかけることを「めんどくさいな・・」と思わないようになること。
パーマが得意、失敗がない、パーマをかけることにストレスを持たない!ということです。
パーマ=商品 と考えてセールスする場合は、お客様側に決定権があるので、
こちらの努力だけでどうにかなるとはいえません。
今回のテーマは100%美容師側の問題 パーマの技術について考えていきます。
美容の中でなんとなく「めんどくさいな~」と思ってしまう技術
それが、その人にとって苦手な技術だと考えていいと思います。
それは、人によってはパーマだったり、カラーだったり、ホイルワークだったり、ストレートのアイロンだったりするとおもいますが、
めんどくさい原因は、その技術に『ストレスを感じる』からです。
それは、方法・デザイン・タイム管理・薬剤選定・仕上がりの設定・毛髪ダメージ診断
の6つの項目のどこかが曖昧だったり、何となくカンにまかせたり、わからなかったりして
不安に感じているからです。
たとえば、パーマの場合で言うと
やりたい髪型が決まったら、この6つの項目を六角形のチャート分析図に書き込んで(体育測定の要領で)自分が不安に感じる部分を可視化するといいと思います。
パーマの場合得意不得意は、ほとんどの場合は場数です。
たくさんかけている人は失敗もたくさんしているはずですが
その場合のデータも蓄積されているはずです。
無意識に、6つの要素の中の弱いところを修正する勉強をしているようです。
自分の中で苦手な部分を認めるところからはじまります。
そこがわかれば後は簡単。
弱点を克服してきれいな六角形になるころには
パーマの苦手意識も克服できると思います。
ストレスを感じない仕事は、勧めやすい上にデザイン提案の幅も広がっていくはずです。
パーマが苦手だなと思ったら、パーマ全体を一括りにしないで
その中のどの要素が特に苦手なのか、わからないのかを見極めると
勉強の仕方、練習の内容もわかってくるはずです。
次回は、その一つひとつの内容と克服の方法を考えていきたいと思います。
それには、2つの側面があります。
1つは、お客様が「パーマかけたいな」と思うような仕掛けをすること!
セールス上手、おすすめ上手、お客様の中に欲求をつくる!ということです。
もう1つは、パーマをかけることを「めんどくさいな・・」と思わないようになること。
パーマが得意、失敗がない、パーマをかけることにストレスを持たない!ということです。
パーマ=商品 と考えてセールスする場合は、お客様側に決定権があるので、
こちらの努力だけでどうにかなるとはいえません。
今回のテーマは100%美容師側の問題 パーマの技術について考えていきます。
美容の中でなんとなく「めんどくさいな~」と思ってしまう技術
それが、その人にとって苦手な技術だと考えていいと思います。
それは、人によってはパーマだったり、カラーだったり、ホイルワークだったり、ストレートのアイロンだったりするとおもいますが、
めんどくさい原因は、その技術に『ストレスを感じる』からです。
それは、方法・デザイン・タイム管理・薬剤選定・仕上がりの設定・毛髪ダメージ診断
の6つの項目のどこかが曖昧だったり、何となくカンにまかせたり、わからなかったりして
不安に感じているからです。
たとえば、パーマの場合で言うと
やりたい髪型が決まったら、この6つの項目を六角形のチャート分析図に書き込んで(体育測定の要領で)自分が不安に感じる部分を可視化するといいと思います。
パーマの場合得意不得意は、ほとんどの場合は場数です。
たくさんかけている人は失敗もたくさんしているはずですが
その場合のデータも蓄積されているはずです。
無意識に、6つの要素の中の弱いところを修正する勉強をしているようです。
自分の中で苦手な部分を認めるところからはじまります。
そこがわかれば後は簡単。
弱点を克服してきれいな六角形になるころには
パーマの苦手意識も克服できると思います。
ストレスを感じない仕事は、勧めやすい上にデザイン提案の幅も広がっていくはずです。
パーマが苦手だなと思ったら、パーマ全体を一括りにしないで
その中のどの要素が特に苦手なのか、わからないのかを見極めると
勉強の仕方、練習の内容もわかってくるはずです。
次回は、その一つひとつの内容と克服の方法を考えていきたいと思います。
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