2013年9月19日木曜日

パーマ比率を上げるコツ 美容師編 3

前回の続きです。

パーマの内容を ”方法・デザイン・タイム管理・薬剤選定・仕上がりの設定・毛髪ダメージ診断”の6つの項目にわけて、それぞれの特徴をあげてみます。


2、薬剤選定とタイム管理についてです。

  薬剤の選定は、髪のダメージとかけるパーマの種類で決まります。
  タイムは、薬剤と髪のダメージとかかり具合を見ながら微調整しますが、
  ここで言えることは、全く違う視点で薬剤を選ぶという考えです。

 今更、パーマ液の種類の説明をすることは省きます。
  で、薬剤選定に大切なことは一つです。

『失敗しないパーマ液を見つけること』 です。

というのは、髪のダメージを5段階に分けて
レベル5はパーマをかけるのが、かなり厳しい状態だとしたら
1~4までのレベルであれば、ほぼ問題なくかけられるという薬剤です。
髪質がどうであれ、ダメージがどうであれ、失敗なくかけられる薬剤を見つければ
薬剤選定のストレスはなくなります。

タイム管理も同じです。
髪のダメージの大きさでタイムの管理を、1分単位で気にしないといけないような
薬剤を使わないようにすることです。

10分、15分が基本で20分おいてもオーバータイムがないものです。

そういうパーマ液を選べば、
薬剤選定で迷うこともタイム設定で悩むこともありません。


おすすめは、
アルカリを使っていない、中性タイプのものを選びます。
その中でも、システアミンを基材にしたパワーの強いものがおすすめです。

プラス、同じように中性&弱酸性の領域のチオ&シスも選びます。
 還元濃度が4前後でアルカリはゼロ、
髪にシステインを戻すような役割のシスが入っているタイプがおすすめです。

この二つで、ほぼ足りると思います。

この二つで複合還元させながらダメージを抑え、かけることが出来ると思います。

今まで様々な薬剤を使ってきました。
アリミノ、ミルボン、ルベル、タマリス、中野、ナプラ、etc
数え上げればきりがないですが

今使っている薬剤は、『ラジカルアシッド』です。

上にあげた条件をすべてクリアし、使いやすく失敗が少ない。
薬剤のおかげで、ストレスがなくなりました。

薬剤の好みは、人それぞれ。

自分の感性にぴったりくるものに出会うまで探し続けることをおすすめします。
 

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