原宿の美容室であろうが、沖縄の美容室であろうが共通することがあります。
それは、『暇な時もある』ということです。
もちろん流行っているとか、スタッフの人数とかサロンの大きさとか
「暇な日なんて一日もないよ」といわれるサロンもあるかもしれません。
ですが、超ヒマな時に考えてしまうのが
”失客した数とその理由”です。
完全に失客した場合と何回か別のサロンに行って戻ってくる場合とか
それぞれありますが、半年来なければまず失客リスト行きです。
実際に、カラーは別の所に行ったとか、
近くの千円カットですましたとか
そういう話をカミングアウトされることもしばしばです。
前回、何かしらミスしたのかもしれません。
それとは関係なくお客様は近くの安い店に行ってしまったらしいのです。
それをとやかく言う気はありません。
逆に考えて欲しいのが、
「近くに安い店があるのに、わざわざ原宿まで来てくれてたんだよ」
ということです。
髪が伸びる・カラーが抜けるだけなら、近くで済むわけです。
それが、必要に迫られた消費なら・・・
わざわざ遠くまで来てくださるということは
そこに近くのサロンでは済まない消費の価値があるということです。
その価値とは、なんでしょう?
カット技術・デザイン・最新の器具と知識を使ったヘアケア・癒しの空間etc
お客にとって価値ある時間がそこにあるということですが
それは・・・
心を満たしてくれる消費がそこにあるということです。
そう考えると、サロンは、美容師はお客様に何をするべきだろう?
失客の数を数える前に、一人一人のお客それぞれが求める
心を満たすものが何かをしっかり考えて
的確に提供することをしていきましょう。
「せっかく髪が伸びて、美容室に行く用事が出来たのに、
千円カットに行くなんて勿体ない!
いつものサロンに行って心を満たしてもらおう!」
と言ってもらえる様にならなきゃいけない。
そういうことが求められている気がします。
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